Windows8.1 Hyper-V ゲストOS USBモバイル端末 インターネット接続
客先常駐環境で、持ち込みのノートPCに対して設定を行ったときのメモ
有線や無線の社内ネットワークにはつなぐことができないため、
持込のソフトバンク203HWを利用して構築
テザリングやその他WiFiを利用した環境は簡単に構築できたので割愛
1.Hyper-Vを有効にする
Hyper-Vは初期状態では無効になっているため、「Windowsの機能の有効化または無効化」から
有効にする。Hyper-V以下のすべてにチェックを入れる
2.Routing and Remote Access サービスを有効にする
Hyper-Vでは仮想スイッチの種類が外部・内部・プライベートの3種類になり
NATを明示的に指定することができない。
詳細は後述するが、Routing and Remote Access サービスを有効にしないと
NAT接続ができないため有効にする。
コンピューターの管理→サービスからRouting and Remote Access を探し出し
スタートアップの種類を自動に設定し、右クリックから開始を選択
3.仮想スイッチを作成する
Hyper-Vマネージャーから仮想スイッチマネージャーを起動
新しい仮想スイッチを内部で作成する。
ここではモバイルという名前を設定した。
4.モバイル端末接続を共有する
203HWを接続状態にする。
コントロールパネルからネットワーク接続に行き、
モバイルブロードバンドとvEthernet(モバイル)があることを確認する。
モバイルブロードバンドを右クリック→プロパティで共有タブを開く。
インターネット接続の許可をチェックし、ホームネットワーク接続にvEthernet(モバイル)
を設定する。
後はゲスト環境から、仮想スイッチ:モバイルを選択すればよい
<詰まったところ>
2.の手順がネット上で見つからず、3.4.だけを行ってもInternet接続ができなかった。
4.の設定をするとホスト上のvEthernet(モバイル)には192.168.137.1が割り振られるが、
ゲストのIPが192.168.137.XXでない場合は2.の設定が行われていない可能性があります。
Routing and Remote Access サービス(RRAS)を有効にすることにより、NATルーティングが
行われ、適切なIPがゲストに割り振られます。